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【レビュー】恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか?

「恋愛障害」って何?

「恋愛障害」とは、著者のトイアンナさんの造語で、以下のような意味になります。

恋愛において、対等なパートナーシップを作ることができず長期的に苦しむこと

物事には必ず原因があります。こうなった原因を、著者は以下のように挙げています。

寂しさを自分でコントロールする術を学ぶ機会を奪われてきたか、あるいは知っているもののうまく使いこなせず「この相手は長期的に見て、将来の自分にとっていい人かどうか?」を冷静に判断することができていないのかもしれません。

私に足りていないのは、後者の「冷静な判断」でした。知識だけなら山のように専門書を読み込んできた自負があります。独学ですが、心理学は一通り勉強してきました。
幼少時の寂しさやいじめが、寂しさをコントロールできない一因であることは、知識ではわかっています。私の場合「将来の自分」というものが一切想像できないのです。理由は後ほど書きます。

恋愛障害の克服のプロセスを、丁寧に書いてくれた本

この本では5章に分けて、克服のプロセスを書いています。パターン把握、原因と向き合う、過去を克服し自尊心を取り戻す。ここまでは今までの「自信をつける本」にもある記載例です。この本のありがたみは「人から愛されている人の行動をトレースするエクササイズ」が載っていることです。
「理屈はわかった、それでどうすれば直るわけ?」という、自分のようなひねくれた患者には、このような「直し方」が載っている本はとても助かります。

特に4章〜5章を繰り返し熟読せよ!

1章は恋愛障害に陥る女性のパターン化について、2章〜3章は女性を傷つける男性のパターンについて書かれています。傷つける男性も被害者なので、DVが止められず苦しんでいる男性が読んでも役に立つ本です。
ここは「自分/彼氏がこのタイプだ!」と知るために必読な章です。ですがこの部分ばかり読んでいても、恋愛障害は直りません。例えるなら「あなたの癌はこの部分にあります」という検査結果を言われ、CT等の証拠画像を見せられている状態です。
癌を治したいなら「手術で切除するのか、放射線治療をするのか、どの薬を投薬するのか」今後の治療方針を決めなければいけません。というわけで、4章以下のレビュー中心になります。

 4章「過去との向き合い方」

恋愛障害を抱える人は「自分のしたいこと」を周囲の人から無視されたり、否定された経験を持つ人が多いようです。(略)家族間の問題や、いじめを受けており自己主張できなかったというケースもあります。
このような経験を積んでしまうと「どうせ何をしても無駄だ」とか「自分のしたいことをガマンしたほうが傷つかないで済む」と考えるようになります。

家族間の問題といじめのダブルコンボを受けて育った自分(しかも他人の感情を汲み取る「エンパス気質」)は「自分がガマンすればすべて丸く収まる」と、いい大人になった今でも思っています。
自分なりに自己肯定感を高めることを記事にしてきましたが、まだまだ足りないようです。

心の中から恋愛障害を克服するエクササイズをやってみた

やり方は是非、本を読んで試してください。結果だけ貼り付けていきます。

Q:過去の恋愛にはどんな共通点があった?
A:好かれると気持ち悪い、ストーカー気質の人を引き寄せる、極端な思考の人に好かれる

Q:恋愛障害のどういうところを解決したい?
A:普通の人に好かれる自分になりたい

Q:思い出せる一番古い記憶は?
A:(あまりにひどいので伏せますが親からの虐待です)

Q:それはなぜ?
A:親の言うことは絶対正しいから

歪みきってますね!
「親の言うことは絶対正しい」という土台があるから、どれだけ虐待を受けようとも親のためにマンションを購入したり、給料を全額渡す(カードも印鑑もすべて渡す)等、極端すぎる親孝行に走っていたということがわかりました。「将来の自分が想像できない」のは、「親のATMになる以外の選択肢が全て排斥される状況下」だったからです。(今は絶縁しております)

感情のやり直しをするための対処法も併せて書かれています

「今の苦しみ」ではなく「過去に味わった感情がぶり返しただけ」と客観的に捉えることができればしめたものです。

このための対処法で、女性ならあるあるとうなづけたのが「もうすぐ生理だからイライラするとわかれば楽になる」の一言でした。他の対処法も本を読みながらできるものばかりです。決して簡単ではないですが、やりきればかなり達成感が得られると思われます。

恋愛障害の原因を改めて明確な答えに落とし込む

たとえば
「ずっと男性と親密な関係になるのが怖かったのは、最初の彼に理由も告げられず音信不通にされたのがショックで、二度とそういう経験をしたくないと思ってるからだ」
「私が男性に従いがちで、彼氏がモラハラ男化してしまうのは、どんな男の人でも逆らっちゃいけないと思い込んでたからなんだ」(一部略)

これは本からの引用ですが、まさに私が経験したことです。二つ目は「人から見下される」原因にも起因します。著者も書いていますが、これらの作業は「安心できる場所で」行ってください。私がお勧めするのは「あえて人の目線がある、落ち着けるカフェで作業する」ことです。万一パニックになっても、救急車を呼んでくれる可能性があるからです。

一番安全な方法「今思えば」と大人目線で振り返る

「お父さんが(本書ではお母さん)私を愛してくれなかったことと、他の人が私を愛してくれるかどうかは関係がないじゃん。私は誰にも愛される資格がないなんて根拠のない思い込みだった」

その「根拠のない思い込み」が外せないから困ってるんですけどね笑。5章のエクササイズでも外す練習ができるので頑張ります。

5章「行動から心を変えるエクササイズ」

マザーテレサの名言で、このようなものがあります。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

なので行動を変えるのはすごく手っ取り早いかつ、効果的な方法です。

恋愛障害に苦しむ方は、他人に負担や迷惑をかける行動を過剰に恐れる傾向があります。(略)「私もわがままを言っていいんだ」「今のままの私も相手にとって価値があるんだ」と心から思えるようになります。そして、そうなって初めて相手は、あなたを対等に扱ってくれるようになります。

男性女性問わず見下される私には、やらねばならないエクササイズです。いくつかピックアップして紹介します。

・小さなことでもいいから、1日一つ彼に何かをお願いしてみましょう(尽くし性の女性に対するエクササイズ)
・予定の有無にかかわらず行きたくないイベントを断る権利があります。(略)「先約があるからまた誘ってね」とやんわり断るのがいいでしょう。(略)結婚式などでもなければ、3日前までにキャンセルの意向を伝えれば迷惑にはなりません。
・「ついでの買い物」をお願いする。支払いでお札しか持っていない時に、端数の小銭を出してもらう。簡単な頼みごとをするのは、お願いする相手と自分が同じくらいの価値があることを理解していないとできません。
・紹介されて苦手だった人をそれとなく「私よりいい人がいると思うから」と断る
・好きでもない相手からの連絡は返信をスルーする
・親が反対している行為を、あえてやってみる

私がしづらい(本を読む前は不可能だと思いこんでいた)ことをピックアップしてみました。このブログを読んでいる方でも、約束を断れない、気軽に物事を頼めないという方は、意外といるのではないでしょうか。 
私と一緒に、少しずつでも「自分を最優先する」ことを頑張ってみませんか?

まとめ

「自分なんて価値がない」と思わせる相手と付き合うくらいなら、自分を尊重してくれて「自分ってすごい」と思わせてくれる相手を選ぶべきです。

どんな過去があったとしても、あなたは人に愛される資格があります。人を愛する資格もあります。今まで自尊心を育てる機会が足りなかったから苦しんでいただけの話です。

この当たり前のことができない理由がわかっただけで、この本に出会えて良かったと思いました。トイアンナさん、良著を世に出して下さりありがとうございます。
「境界例と自己愛の障害からの回復」からの引用も、個人的に痛いところをつくなと感動しました。
まずは毎日ひとつずつ、エクササイズに取り組みます。
はてなブログを書いてらっしゃるので、興味がわいた方は読者登録するといいよ!


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