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【レビュー】「ちるらん・新撰組鎮魂歌」

 ただの「新撰組イケメンヤンキーバトル漫画」ではない

一言で説明すると、題とおりになります。
長編漫画は1話を読んでみて続きを読むか決めるのですが
「ちるらん」は導入部分から「映画を思わせる作り」です。

武士とは無士ナリ
武士とは武死ナリ
武とは
ただ武に咲き武に散る
「武士」は散るを恐れず咲き誇る華
その漢(おとこ)たちまさに
幕末の世に咲く
最期の徒華(あだばな)であった

この口上に合わせて、登場人物が一コマずつ描かれています。

土方歳三の孫が、永倉新八にインタビューする形で進む話

ありがちな「目元が似ている」という演出も、ちるらんなら許せてしまいます。
新撰組赤穂浪士がごっちゃになるほど、幕末日本史に疎い自分でも、すんなり入り込める話です。
なお私は「土方とか沖田は知ってるけど、永倉って誰?芹沢鴨って誰?」レベルです。教科書で習う程度の、浅い歴史しか知りません。
だからこそ、ちるらんのキャラデザインにすんなり入り込めたのかもしれません。
斉藤一が「後ろ髪三つ編みのサディスト」
原田左之助が「ピアス開けまくりパーカー坊主」
山南敬助が「フランス語で敵にアデューと言うロン毛」
松平容保が「マゲがハート型でマニキュア塗っている」
もはやツッコミしか入らないのですが、これが面白いんですよ。
ちるらんの世界観では、このビジュアルで正解なのです。
(江戸末期にピアスやパーカーが日本にあったのか?というツッコミすらできない)

悪役を嫌いになれない丁寧な書きっぷり

芹沢鴨暗殺編では、芹沢が「天才ゆえの孤独感」を常に抱いていたこと。
新見錦粛清編では、なぜ新見がひねくれてしまったのかを。
平山五郎暗殺編では、平山が芹沢と組むに至った経緯を。
ものすごく丁寧に、1話分を使って描いています。
(土方たちにとっての)悪役のバックボーンを知ってしまうと、誰も嫌いになれません。
土方側のメンバーも、1話使って「なぜ近藤勇の元で戦おうと決めたのか、バックボーンがしっかりと描かれています。
沖田総司が戦いによって「鬼子」になり、自分をコントロール不可能になること。
鬼子状態になるのを止めるために、芹沢鴨と戦いに行く近藤勇
永倉新八が、凡人であるがゆえに人1倍努力すること。
斉藤一が、仲間のために新見錦を暗殺する背景。
原田左之助に向けられた、お師さん(不動院全空)のとてつもない愛情。
てんこ盛りです。
土方の幼少時の話も書かれています。

一般的に知られた新撰組でない、愛すべき新撰組

史実にほぼ基づいて描かれているため、今後の展開はわかっているのですが、
それでも「ちるらんならどう描いてくれるんだろう?」という期待感があります。
高杉晋作を「GOD」と描けるのは、ちるらんしかないと思います。

個人的なおすすめエピソード

岡田以蔵と土方のエピソード(とにかく以蔵が可愛い!)
斉藤一新見錦粛清(数巻にわたって復讐劇が描かれています。伏線回収が見事)

まとめ

暴力漫画が苦手という人には、正直おすすめするのは微妙です。
きっちりグロい場面を描いてますので。
でも絵柄が綺麗なのと、ストーリー性がずば抜けて高いので、読ませてしまいます。
こんなイケメンばかりの新撰組ないわ!と突っ込めるのは最初のうち。
弾けたヤンチャで可愛い、新しい土方歳三が見られます。
新撰組を深く知るきっかけになったのが、ちるらんでよかったなと思います。
ちるらん13巻まで読破後に「新撰組検定」をやってみたのですが、
何と(練習問題ですが)3級が解けてしまいました。好きってすごい。
さすがに1〜2級はわかりませんでしたw

練習問題 - 新選組検定 - 日販の検定ポータル [ 検定、受け付けてます ]

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