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ワクワク人生攻略ブログ

【レビュー】「3月のライオン・前編」

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脇役の皆様がきちんと原作から抜け出てきていた

神木くんがまんま零なので、それ以外の皆様について語ろうと思います。
一番ツボにはまったのは、スミス先輩!
(と思ったらポスターにいないね・・)
3次元にいるとこうなるのか、といちいちうなづきながら見ていました。
宗谷の「人間じゃない感」も、後藤の「ヤクザっぽさ」も、二階堂の「憎めない図々しさ」も、林田先生の「飄々とした感じ」も、川本家3姉妹のほんわかさも、おじいちゃんの江戸っ子なところも、原作そのまま。
後藤の「島田強かっただろ、A級ナメてんじゃねーぞ」にゾクゾクしました。
私が劇場で見た時は、お隣の席がおばあちゃまだったのですが、この作品がどれだけ多くの人に愛されているか痛感しました。

ツボ・島田さんがどこから見ても島田さん!

獅子王戦の準決勝で、後藤と戦う島田さんですが、おやつタイムにもガン飛ばし合う2人が可愛い。
胃が痛くなって「生きてるって気がするぜ・・・」と言う島田さんが可愛い。
私の中のMVPは島田さんでした。
きちんと画面を見ると、佐々木蔵之介さんだとわかるのですが、のめり込んで見ると島田さんにしか見えない。
ナチュラルな東北弁まで、駒のさし方まで、なぜか島田さんに見えてきました。

香子の「嫌な子」具合は、映画だと薄まっていたように感じた

将棋で勝つことでしか生きられない家で、父親(幸田)が拾ってきた年下のガキに将棋で負け、挙句に奨励会をやめなさいと言われる。これは香子にとってすごい屈辱でしょう。
しかし父親も、零に散々着信履歴を残していたり、香子にクレジットカードを渡していたりと、自分にできる最大限親らしいことはしているわけです。
誰が悪いわけでもなく、歯車が少しずれたせいで、大幅に各々の人生が狂いだしたという感じ。
これは原作を読んでいた頃には、私が若かったためか、わからない感覚でした。
約8年前に描かれてますし。読み手の解釈の幅も変わります。

一番心に残ったシーン・零の大盤解説

獅子王戦決勝・宗谷対島田。島田劣勢かと思われた状況で、金を打てば逆転するという手を零が思いつきます。対戦会場へ走っていく零。到着した時に見たのは、勝者の宗谷に向けてフラッシュがたかれている光景。
手を思いついてから会場到着までの移動時間、おそらく5分程度。
島田は遭難者のように、諦めモードに入りかけている。
この5分に、零は、島田は、何を考えていたのでしょうか。

将棋を知らなくても楽しめる、ガチンコファイトクラブ

この作品の中で、将棋は「戦い」「喧嘩」とよく言われます。
実際に将棋をさほど知らない私が見ても、思い切り疲れます。
ボクシングを見ている感覚に近いかもしれません。
原作を読んでいた時は、棋譜を飛ばしていたのでさほど疲れは感じなかったのですが、
今回映像で見ると俳優さんの演技+盤が見えるということでかなり体力を消耗しました。

続編は川本3姉妹中心!4/22公開!

今回ほんわか担当だった川本家に、どす黒い暗雲が立ち込めます。
零や周りの人たちがどう行動するのか、原作を知っている方も知らない方も、楽しめそして考えさせられる内容となることでしょう。
ハリウッド映画のどんぱち大好きな私には、おそらく後編の方がキツいと思われます。

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